農畜水産福祉複合事業ー食の防人構想
食の防人構想概念図
現在、食の安全・食料自給力向上・食料資源の確保など、色々な観点から陸上養殖が注目を集めています。しかし、日本は諸外国と違って陸上養殖に補助がありません。陸上養殖は装置産業の側面がありますので、融資と自己資本だけで陸上養殖単独で採算が合う施設を作るには、土地の手当てなどを含めると、何億円もの初期投資が必要となります。誰でも簡単に参入できる産業ではありません。
それでは、これまで一次産業を支えてきた皆さんや地域をさせてきたひとたちはどうなるのだろう?
そう考えたときに、海の森づくり推進協会の会員や先生方との協力やアイデアなどを頂きながら食の防人構想に行きつきました。
私たちは、比較的小さな資本で始めることができ、幅広い利活用が可能な海藻の陸上栽培から始め、地域の一次産品や特産品・観光資源などと組み合わせて実績・経験を積み、第2段階で陸上養殖に本格参入をすると共に地域を持ち上げ日本の食を守る、「農畜水産福祉連携事業」「食の防人構想」を用意しました。
現在、各地で種を蒔き、小さな芽から、大きな樹へと育て始めているところです。ご協力・ご賛同頂ける方は、ご連絡ください。
食の防人構想では、概念図中に各地の農畜水産特産品や観光資源などを組み込み、一次産業と福祉事業を複合させ、その地域ごとにアレンジすることが可能です。そして、その接着剤の役目をするのが海藻と考えています。
海藻は、ブルーカーボンや、二酸化炭素の吸収源(陸上での植林の5倍以上の効率)として、酸素の生産工場(光合成による酸素生産)として、高栄養化を持つスーパーフードとして、その他色々な側面を持ち注目されています。
詳しくは、
海の森づくり推進協会ホームページ( https://www.kaichurinn.com/ )、
ニュースレター19号( http://www.kaichurinn.com/nl19.pdf )
ニュースレター20号( http://www.kaichurinn.com/nl20.pdf )等をご参照ください。